満月の中で

2005年12月16日 我、思う。
今日はとても大切な人の命日だった。

と思う。
ごめん、やっぱり記憶力が低下している。
調べようと思ったけど去年の手帳が見当たらないし
会社カレンダーを見たけど12月のいつ休んだのか、書いてなかった。

でもたしか、16日か17日だった、気がする。
 
+++
 
日にちはなかなか覚えられないくせに、あの日の記憶だけは鮮明に覚えてる。
皮肉なもんだ。
カラダをえぐるような鈍い痛みも、それに気付くような気付かないような
自分でも不思議な淡々とした感覚。昨日のことのように思い出せる。

失ったさみしさとか悲しさとかいうより、「ぽかんと穴があいた」そんな感じ。
あぁ、空洞かぁ、と言葉にして初めて空虚を実感するあの感じ。

そして今だからこそコトバにできる、この感じ。

+++

挨拶くらい行こうと思いながら、なんとなく先延ばしにしてしまった。
ごめんなさい。実はまだ去年の今頃は、って記憶をなぞってる。
反芻してもなにも生まれないのに、去年と今年の違いが大きすぎる。
皮肉だなぁ〜 これも試練かぃ?
ココロの中で、今日も問いかける。

+++

ちょうど一年がすぎました。
まだ一年。もう一年。
いろんなことがありました。
これからもいろんなことがあることでしょう。

たくさんの新しいことが起きる中でも、あたしはきっと忘れない。
きっとまた、ココロの中で問いかけると思うんだ。
こんなあたしだけど、もうどんなに話しかけても返ってこないけど
お願い、まだまだあたしの中から消えないで。
失ったときの空虚は十分覚えてるから。
だからもう、これ以上消えないで。
 
冷たい夜を見上げて、あたしは今日も話しかける。
 
 

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