春の雨

2006年4月4日
 
  きれいな歌を奏でるかのような、 あなたの息遣いに
 
 
  目を閉じるとすぐに包まれる。 この瞬間が好き。
 
 
  
  
  すべての感覚をあなたに委ね
 
 
 
  
 
 
 
  ながく続かないと知っているけれど
 
  
  いつも触れていたくて何度も手を伸ばす。
 
 
 

      あたしをなぞる。  あたしは濡れる。
 
      
      あなたはそれを、黙って見てる。
 
  
 
  
 
  日常のざわめきを、 たった一瞬でかき消す呪文。
 
 
  日常のすべてを、 たった一瞬で忘れさせる魔法。
 
 

 春の雨は、 たまに桜を乱すけれども
 
 
  とても穏やかに話しかける。
 
 

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